堀川 祐里/著 -- 晃洋書房 -- 2022.2 -- 366.38

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県立 B03A 主配架/366.38/ホリカワ*ユ/ 10218117883 一般図書 書架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 戦時期日本の働く女たち
副書名 ジェンダー平等な労働環境を目指して
著者 堀川 祐里 /著  
出版者 晃洋書房
出版年 2022.2
ページ数 14,206,21p
大きさ 22cm
一般件名 女性労働者-歴史 , 女性労働-歴史
NDC分類(10版) 366.38
内容紹介 生理休暇が<消える>ためには? 戦時期の女性労務動員についての歴史的・実証的研究から、現代にも通じる女性労働者の稼得労働と妊娠、出産、育児に関する課題を照射する。
ISBN 4-7710-3558-4
ISBN13桁 978-4-7710-3558-4

目次

序章 戦時期日本の働く女たちに関する研究のこれまでとこれから
  1 戦時期日本の働く女たちに関する研究の到達点
  2 女性労働者の労務動員が生じさせた摩擦
第一章 一九二〇年代から一九三〇年代の女性の就業状態
  1 一九二〇年代から一九三〇年代の女性労働者の就業状態
  2 稼得の必要性から働かざるを得ない未婚の女性労働者
  3 労働環境が及ぼす健康への影響
第二章 未婚女性の労務動員のための「戦時女子労務管理研究」
  1 戦争の開始と「戦時女子労務管理研究」の必要性
  2 労働科学研究所の「戦時女子労務管理研究」
  3 女性労働者の出身階層と健康状態
  4 生き抜くために働く既婚女性と研究者の制約
第三章 既婚女性労働者の困難
  1 既婚女性は労働力の対象ではなかったのか
  2 救貧対策としての母子保護法の制定
  3 貧困家庭の母親たちに向けられた政府の二重の期待
  4 働く母親たちと保育環境
第四章 女性たちの労務動員に対する態度の多様性と政府の対応策
  1 階層格差から生まれた女女格差
  2 職場における男女格差
  3 女性の労務動員の最終手段
第五章 赤松常子の主張と産業報国会の取り組みとの齟齬
  1 使用者たちに抵抗する産業報国会女性指導者
  2 女子挺身隊に対する未婚女性の母親たちの心配
  3 働かざるを得ない既婚女性を守ろうとした赤松常子
第六章 戦時体制が残した女性労働者の健康への視点
  1 戦時期がもたらした敗戦直後の女性労働への影響
  2 生理休暇制定を主張した赤松常子
  3 消えかけた生理休暇
  4 生理休暇が本当に<消える>ために必要なこと
終章 戦時期日本を生き抜いた働く女たち