浜田 華練/著 -- 知泉書館 -- 2022.3 -- 198.162

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県立 C09A 主配架/198.162/ネルセスシユ/ 10218211327 一般図書 書架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 一なるキリスト・一なる教会
副書名 ビザンツと十字軍の狭間のアルメニア教会神学
著者 浜田 華練 /著  
出版者 知泉書館
出版年 2022.3
ページ数 13,275p
大きさ 23cm
NDC分類(10版) 198.162
内容紹介 幾多の苦難に直面する12世紀のアルメニア。詩人・文学者の修道士ネルセス・シュノルハリの生涯を通して、正教会とアルメニア教会の一致と、多くの文学作品により民族の統一に果たした彼の役割を歴史的背景の下に考察する。
ISBN 4-86285-361-5
ISBN13桁 978-4-86285-361-5

目次

序論
  研究の対象
  研究史と本研究の位置づけ
  本書の構成
  研究の意義
第1部 ネルセス・シュノルハリの作品と生涯
第1章 アルメニア人の「離散」とネルセス・シュノルハリの出自
  第1節 バグラトゥニ朝アルメニア王国の滅亡とアルメニア人の「離散」
  第2節 パフラヴニ家とグリゴル・ルサウォリチの血統
  第3節 カトリコス・グリゴル3世の即位とアルメニア教会内部の分裂
第2章 ネルセス・シュノルハリの前期著作
  第1節 『叙事詩』におけるネルセス・シュノルハリの歴史叙述
  第2節 アルメニアと東の「ローマ」
  第3節 十字軍への期待と『エデッサの哀歌』
第3章 ネルセス・シュノルハリの後期著作
  第1節 カトリコス座の移転と孤立
  第2節 『信のことば』と『子イエス』
  第3節 『天とその装飾について』・『交代韻の詩の草稿』
  第4節 『信をもって告白します』
  第5節 1166年の『回勅』
第1部まとめ
第2部 ネルセス・シュノルハリのキリスト論
第1章 誰が「合同」を目指したか?
  第1節 アルメニア語史料からみた「教会合同」交渉
  第2節 ギリシア語史料にみる「教会合同」交渉の過程
  第3節 「教会合同」の内実
第2章 カルケドンキリスト論と非カルケドン的キリスト論
  第1節 「一致」をめぐるキリスト論と教会論の重なり
  第2節 「神秘を囲む神学の塀」
  第3節 「受肉したロゴスの一なる本性」
第3章 教会合同関連文書におけるネルセス・シュノルハリのキリスト論
  第1節 「一なる本性」への賛美
  第2節 1165年教会合同以前の著作におけるキリスト論
  第3節 教会合同関連文書における信仰告白とキリスト論
第4章 ネルセス・シュノルハリの宇宙論
  第1節 ネルセス・シュノルハリの人間論
  第2節 結合(ハルヌムンxaṙnumn)
  第3節 ネルセス・シュノルハリのキリスト論:その広がりと限界
第2部まとめ
結論