平川 新/著 -- 東京大学出版会 -- 2022.5 -- 210.5

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県立 A09B 主配架/210.5/ヒラカワ*ア/ 10218213789 一般図書 書架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 世論政治としての江戸時代
著者 平川 新 /著  
出版者 東京大学出版会
出版年 2022.5
ページ数 5,331,6p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-江戸時代
NDC分類(10版) 210.5
内容紹介 政治はいかに民意を反映するのか。江戸時代の世論を読み取ることにより、戦後歴史学が描きだしてきた近世日本のイメージを再検証。新しい江戸時代像を描き、戦後歴史学のパラダイムの変遷を整理し、歴史学の現在を模索する。
ISBN 4-13-020160-5
ISBN13桁 978-4-13-020160-5

目次

序章 新しい江戸時代像をめざして
  一 近世史のパラダイム・シフト
  二 「世論政治」論の展開へ
第一章 幕府官僚と利益集団
  一 本章の課題
  二 大坂油方仕法の改革案
  三 江戸油方仕法の改革案
  四 政策立案者と政治アプローチ
  五 地方官僚と中央官僚
  六 勘定所と江戸町奉行
  七 社会・政策と官僚
第二章 幕府の経済政策と地域住民
  はじめに
  一 制度と地域
  二 堺奉行の仕法改革要求
  三 仕法改革の発案と堺奉行
  四 堺奉行と京都町奉行
  五 江戸油問屋と浦賀奉行
  おわりに
第三章 地域的公共圏の形成
  はじめに
  一 管理コードとしての郡中議定
  二 法としての郡中議定
  三 公共圏としての郡中議定
  四 下からの公共圏形成と領主
  五 「郡中」公共圏を食い破る存在
  六 幕領惣代の石代納減免交渉
  七 代官という存在
  おわりに
第四章 天保期の社会と天保改革
  一 天保の飢饉と幕府の米殻対策
  二 天保改革
  三 嘉永の問屋組合再興と江戸町奉行
  四 庶民剣士と「惣国」の防衛
第五章 武士と役人
  一 役人のこと
  二 士と武士
  三 武士と学問
  四 「汚辱不仁」なる役人たち
  五 「清廉」なる士
  六 江戸時代の役人について
終章 私にとっての江戸時代論
  はじめに
  一 連帯という幻想
  二 民意と政治
  三 役人という存在
  四 階級国家と公共国家
  五 大塩平八郎の蜂起は「戦の思想」
  六 天保の改革と大塩の建議書
  七 兵農分離と庶民剣士
  八 武士と庶民の間