浪川 健治/編著 -- 解放出版社 -- 2022.12 -- 493.8

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県立 参A03B 郷土/493.8/ナミカワ*ケ/ 10218275652 郷土図書 書架 iLisvirtual
県立 書庫2(XPQ) 郷土/493.8/ナミカワ*ケ/ 10218275663 郷土図書 禁帯 書架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 「時疫」の社会史
副書名 18~19世紀の病と人間
著者 浪川 健治 /編著  
出版者 解放出版社
出版年 2022.12
ページ数 294,5p
大きさ 22cm
一般件名 感染症-歴史 , 日本-歴史-江戸時代 , 盛岡藩 , 弘前藩
NDC分類(10版) 493.8
内容紹介 18~19世紀の盛岡藩と弘前藩における「時疫」(病名が不明な流行病)の広がりを、飢饉、貧困など、顕在化する社会問題との関連から考察。セイフティ・ネットが機能しない環境下に置かれた人間の生き方を明らかにする。
ISBN 4-7592-6807-2
ISBN13桁 978-4-7592-6807-2

目次

序章 十八世紀から十九世紀へ
第1章 「時疫」の十八世紀
  はじめに
  1 「病死者」の変動と十八世紀前期の「時疫」
  2 十八世紀後期の「時疫」の流行
  3 社会不安としての「時疫」の平癒と退散除去
  まとめにかえて
第2章 十八世紀後期の災厄
  はじめに
  1 「時疫」の十八世紀
  2 「時疫」の除災と施療
  おわりに
第3章 「時疫」と「病気」
  はじめに
  1 祈念される「諸作成就」と「疫病退散」
  2 危機に陥る「家」の存続
  3 供養と俗信
  おわりに
第4章 「御施薬」と「在医」
  はじめに
  1 「時疫」救済としての施薬
  2 施薬は誰がするのか
  3 「時疫」によって疲弊化する地域社会
  おわりに
第5章 除災・消除と占い
  はじめに
  1 “荒ぶる自然”としての「時疫」
  2 俗信の広がり
  3 記録された続発する怪異
  4 富へと接近する怪異
  おわりに
第6章 「病」を騙る
  はじめに
  1 松前・蝦夷地の緊張と盛岡藩
  2 動員される盛岡藩士
  3 退役を図る「者頭」たち
  4 職務放棄の理由と名目としての「病気」
  おわりに
おわりに 「時疫」の時代