宮内 伸子/著 -- ひつじ書房 -- 2025.12 -- 910.4

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県立 B15A 主配架/910.4/ミヤウチ*ノ/ 10218542966 一般図書 書架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 『人間失格』の「のです」をどう翻訳するか
副書名 日独語対照文学研究
著者 宮内 伸子 /著  
出版者 ひつじ書房
出版年 2025.12
ページ数 15,352p
大きさ 20cm
一般件名 日本文学 , 翻訳文学
NDC分類(10版) 910.4
内容紹介 吉本ばなな「キッチン」、川端康成「山の音」…。日本文学作品を取り上げ、ドイツ語への翻訳を主要な手がかりとして、言語の発想の違いを解説する。例文はドイツ語訳・英語訳を併記。『ドイツ語文化圏研究』掲載などを書籍化。
ISBN 4-8234-1284-4
ISBN13桁 978-4-8234-1284-4

目次

第1章 吉本ばなな『キッチン』
  1.作品のニュアンス
  2.「してしまう」、「気をつかう」をどう翻訳するか
  3.心的態度の表明
第2章 川端康成『山の音』
  1.美しい日本の私
  2.省筆の美
  3.曖昧な文をどう翻訳するか
  4.ドイツ語訳との比較から明らかになること
  5.曖昧さの魅力
第3章 三島由紀夫『愛の渇き』
  1.明晰で理知的
  2.華麗な比喩表現
  3.直喩表現をどう翻訳するか
  4.なぞらえ信号「よう」
  5.正確な表現
第4章 太宰治『人間失格』
  1.『人間失格』の語り口
  2.「のです」をどう翻訳するか
  3.分かって欲しい
第5章 宮部みゆき『火車』
  1.地上の視点
  2.恩恵授受の表現
  3.「てくれる」、「てもらう」、「てやる」をどう翻訳するか
  4.思いやりのやり取り
第6章 山田太一ファンタジー三部作
  1.不可欠な終助詞
  2.「共同注意」と終助詞「ね」と「よ」-『異人たちとの夏』の親子の会話
  3.終助詞を欠く表現のニュアンス-『遠くの声を捜して』の「声だけの女」
  4.終助詞の人物像造形機能-『飛ぶ夢をしばらく見ない』の睦子と妻の口調
  5.終助詞がもたらすニュアンス
第7章 トーマス・マンと北杜夫(1)
  1.没落物語のユーモア
  2.『ブッデンブローク家の人びと』と『楡家の人びと』に見られるユーモア表現
  3.言語の特性とユーモア表現
第8章 トーマス・マンと北杜夫(2)
  1.ドイツ語動詞scheinen
  2.『ブッデンブローク家の人びと』と『楡家の人びと』
  3.scheinenと「見える・思われる」
  4.言語の特性と小説の語りの態度
第9章 開高健『夏の闇』
  1.風景描写と心象風景
  2.人称代名詞の省略
  3.「鑑賞」という方法
  4.私小説の本当らしさ
第10章 俳句の翻訳の変遷
  1.俳句、もっとも日本的な文芸
  2.俳句のドイツ語訳の歴史
  3.俳句のドイツ語訳の具体例
  4.俳句のドイツ語訳の変遷