長岡 貞男/著 -- 日本評論社 -- 2022.3 -- 507.1

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県立 A05B 主配架/507.1/ナガオカ*サ/ 10218270525 一般図書 書架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 発明の経済学
副書名 イノベーションへの知識創造
著者 長岡 貞男 /著  
出版者 日本評論社
出版年 2022.3
ページ数 12,331p
大きさ 22cm
一般件名 発明 , 技術開発 , 特許
NDC分類(10版) 507.1
内容紹介 発明の創造過程やその商業化過程で何が起きているのか。イノベーションへの知識創造を包括的データで分析し、発明の真の姿に迫り、イノベーションを高める要因を検討する。
ISBN 4-535-54001-9
ISBN13桁 978-4-535-54001-9

目次

序章 本書の目的と概要
  1 本書の目的
  2 各章の概要
  3 依拠した公表文献
第Ⅰ部 発明の創造
第1章 発明の創造過程
  1 はじめに
  2 利用するデータ
  3 発明の獲得過程とパフォーマンス
  4 発明への着想源
  5 補完的な資産と発明
  6 まとめ
第2章 プライオリティを巡る競争
  1 プライオリティ競争とは
  2 特許レースのメカニズムと効果
  3 発明者からみたプライオリティ競争の重要性
  4 企業研究のスピード及び独自性と研究パフォーマンス
  5 結論
第3章 発明者へのインセンティブ設計
  1 はじめに
  2 発明者へのインセンティブ設計:研究開発活動の特徴とその含意
  3 発明への動機:内発的な動機と研究開発パフォーマンス
  4 発明実績、昇進・リスク回避度及び発明者の長期的所得
  5 金銭的インセンティブの発明への効果:日本における自然実験からのエビデンス
  6 結論
第4章 発明者のキャリア、移動と教育
  1 はじめに
  2 日本の発明者の特徴
  3 発明者チーム
  4 発明者の組織間の移動とその効果
  5 大学院教育と発明
  6 終わりに
第Ⅱ部 イノベーション
第5章 イノベーションへのプロセスと不確実性
  1 はじめに
  2 O‐ring生産関数としてのイノベーション
  3 発明の商業化への経路とイノベーションへの障壁
  4 研究開発の不確実性、成果と資金制約
  5 技術市場の活用
  6 結論
第6章 発明の進歩性、私的価値と社会的な価値
  1 はじめに
  2 発明の進歩性の源泉
  3 進歩性と特許ファミリーの私的価値
  4 進歩性の高い発明の社会的な価値:創薬の事例
  5 結論
第7章 反共有地の悲劇の検証
  1 はじめに
  2 イノベーションに利用される特許権の束を測る
  3 クロスライセンス契約の設計と研究開発
  4 特許化動機から評価した反共有地の悲劇
  5 技術の相互活用と先行優位性・クロスライセンスの影響
  6 結論
第8章 オープン技術標準によるイノベーション
  1 はじめに
  2 オープンな技術標準に依拠する研究開発の広がりとパフォーマンス
  3 標準必須特許の合理的なロイヤルティとは:ホールドアップ、逆ホールドアップ、仮想的な事前交渉
  4 ライセンスにおける連携形成の失敗
  5 パテントプールと技術進歩
  6 結論
第Ⅲ部 特許制度
第9章 パブリック・ドメインと特許制度
  1 はじめに
  2 特許文献のパブリック・ドメインへの貢献:権利情報と技術情報
  3 発明の実施と特許文献のパブリック・ドメインへの貢献
  4 出願公開制度の知識フローへの効果:自然実験からのエビデンス
  5 学会発表と科学技術文献公刊の促進
  6 まとめ
第10章 累積的イノベーションと試験研究例外
  1 はじめに
  2 スコッチマーの研究のパズルと課題
  3 試験研究例外の効果:パイオニアとフォロワーモデル
  4 試験研究例外の効果とイノベーションのスピード:永続的なイノベーション競争モデル
  5 試験研究例外の今後のあり方
第11章 ノードハウスのトレードオフと特許審査制度
  1 はじめに
  2 発明の貢献に合わせた権利の画定
  3 審査請求制度のスクリーニング効果:出願人による自己選択
  4 確率的特許権の問題:特許庁は合理的に無知であって良いのか
  5 結論