中澤 克昭/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2022.12 -- 210.4

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県立 A09B 主配架/210.4/ナカザワ*カ/ 10218269762 一般図書 書架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 狩猟と権力
副書名 日本中世における野生の価値
著者 中澤 克昭 /著  
出版者 名古屋大学出版会
出版年 2022.12
ページ数 10,454,17p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-中世 , 狩猟-歴史
NDC分類(10版) 210.4
内容紹介 日本の歴史において、つねに権力と結びついていた狩猟。古代から近世まで、天皇・公家や武士が実践した鷹狩・巻狩などを通観し、殺生禁断や、暴力と儀礼をつなぐ広範な狩猟文化を探究することで、人間と動物の関係を問い直す。
ISBN 4-8158-1106-8
ISBN13桁 978-4-8158-1106-8

目次

序章
  1 日本中世における狩猟をめぐって
  2 隣接諸分野における狩猟の研究
  3 本書の方法と視座について
  4 本書の構成
第Ⅰ部 狩猟と王権
第一章 王朝における古典的狩猟文化の形成
  はじめに
  1 古代の王権と狩猟
  2 平安王朝の変化と鷹狩の卓越化
  3 野行幸から鷹飼渡へ
  4 摂関・天皇・院
  おわりに
第二章 武家首長の狩猟と殺生禁断
  はじめに
  1 源頼朝の狩猟と殺生禁断
  2 幕府政治の展開と狩猟
  3 殺生と新制
  4 室町の王権と狩猟
  おわりに
第三章 新たな天下と狩猟
  はじめに
  1 室町殿と信長の狩猟
  2 豊臣政権と狩猟
  3 徳川の王権と狩猟
  おわりに
第Ⅱ部 鷹狩文化の政治性
第四章 王朝文化としての鷹狩とその禁止
  はじめに
  1 殺生禁断と鷹狩の禁止
  2 鷹狩をめぐる葛藤
  3 野鳥の飼養とその禁止
  おわりに
第五章 鷹狩と鵜飼の比較史
  はじめに
  1 共通点
  2 相違点
  おわりに
第六章 鷹書の世界
  1 鷹書の研究史
  2 鷹書のなかの鷹書
第七章 『鷹狩記』と公家の「鷹の家」
  はじめに
  1 基盛の家系と『基盛朝臣鷹狩記』
  2 『基盛朝臣鷹狩記』の諸本
  3 『《原》鷹狩記』は誰の著作か
  おわりに
第八章 持明院基春考
  はじめに
  1 基春の生涯
  2 基春と書物
  3 持明院家文書の誓詞群
  4 『尊卑分脈』の注記
  おわりに
第九章 神を称する武士たち
  はじめに
  1 諏訪の神氏をめぐって
  2 「神氏系図」と鷹道
  おわりに
第Ⅲ部 獣猟と中世社会
第十章 出土鉄鏃と武士の職能
  はじめに
  1 出土した鉄鏃
  2 矢の分類と出土鉄鏃の評価
  3 武士の狩猟とその目的
  4 荒野と猪鹿
  5 「堀内」と中世のシシ垣
  おわりに
第十一章 武家の狩猟と矢開の変化
  はじめに
  1 『吾妻鏡』の矢口祭
  2 矢開の獲物
  3 変化の時期
  おわりに
  <史料翻刻>鹿之矢開之事
第十二章 『狩詞記』の史的位置
  はじめ
  1 『狩詞記』の成立
  2 『狩詞記』を読む
  3 狩猟文化の階層差
  おわりに
第十三章 村の狩猟とその継承
  はじめに
  1 狩猟と合戦
  2 民俗のなかの村の狩猟
  3 村の武器と身体
  4 村の相撲
  5 村の弓矢行事
  おわりに
第十四章 狩猟神事の盛衰
  はじめに
  1 狩猟神事とその遺跡
  2 焼き狩りと神事
  3 狩猟神事の衰退と落とし穴
第十五章 狩庭を立てること
  はじめに
  1 庭を立てる
  2 市庭・立庭
  3 網庭
  4 狩庭
  おわりに