菊池 勇夫/著 -- 吉川弘文館 -- 2023.3 -- 210.5

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県立 A09B 主配架/210.5/キクチ*イ/ 10218291422 一般図書 書架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 江戸時代の災害・飢饉・疫病
副書名 列島社会と地域社会のなかで
著者 菊池 勇夫 /著  
出版者 吉川弘文館
出版年 2023.3
ページ数 6,248p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-江戸時代 , 感染症-歴史 , 災害-歴史 , 飢饉-歴史
NDC分類(10版) 210.5
内容紹介 江戸時代を襲ったさまざまな災害。飢饉には流行病が伴い、感染症は列島社会を駆け抜けた。生命の危機に地域社会はどう動いたのか。飢饉、流行病を中心に実態と対応を検証。「災害の時代」に生きる歴史学の役割を問う。
ISBN 4-642-04354-0
ISBN13桁 978-4-642-04354-0

目次

序章 災害史、とりわけ飢饉と病について
  一 大震災の衝撃と災害史研究
  二 飢饉史から災害史へ
  三 パンデミックのなかで
  四 本書の構成
Ⅰ 列島社会の広がりのなかで
第一章 江戸時代の飢饉・災害観
  はじめに
  一 安藤昌益の「人災」論
  二 武陽隠士の災異・仁政論
  三 飢饉記録にみる天の戒め
  おわりに
第二章 安永二年の疫病流行
  はじめに
  一 江戸における流行
  二 弘前藩における流行
  三 その他の地域における流行
  四 疫病の症状と特徴
  おわりに
第三章 列島を縦断した「琉球風」
  はじめに
  一 西から東へ
  二 江戸の流行状況
  三 東北諸藩と松前の流行状況
  おわりに
第四章 災害・疫病と民衆体験
  はじめに
  一 引き波と高浪
  二 卯辰のやわしき世
  三 しし(獣)がおろける
  四 疫病への観察眼
  おわりに
Ⅱ 地域社会の暮らしのなかで
第一章 地域・流域における災害発生の歴史
  はじめに
  一 大風雨・洪水
  二 日照り・旱魃
  三 不天気・冷気・青立
  四 大風・野火、雹・霜など
  五 流行病、噴火・地震など
  六 食料危機
  おわりに
第二章 飢饉から疫病流行へ
  はじめに
  一 飢饉下における疫病の流行
  二 疫病・疫死者への社会的対応
  おわりに
第三章 米作地域の天保の飢饉
  はじめに
  一 日常の食
  二 天保四年の大凶作と粮食・粥食
  おわりに
第四章 飢饉と風犬の患から救う
  はじめに
  一 流民の群れはどこから
  二 風犬(狂犬病)の流行
  おわりに
終章 「災害の時代」を生きる
  一 地域史における災害史の課題
  二 飢饉・災害と疫病
  三 災害としての戦争
  四 「災害の時代」という感覚