菊池 勇夫/著 -- 吉川弘文館 -- 2024.1 -- 210.5

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県立 A09B 主配架/210.5/キクチ*イ/ 10218372975 一般図書 書架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 近世の気象災害と危機対応
副書名 凶作・飢饉・地域社会
著者 菊池 勇夫 /著  
出版者 吉川弘文館
出版年 2024.1
ページ数 8,310,12p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-江戸時代 , 気象災害-歴史 , 飢饉-歴史
NDC分類(10版) 210.5
内容紹介 近世日本の人々は、気象災害といかに格闘し、飢えの教訓から後世に何を伝えたのか。地域に残された多様な記録史料を紐解き、先行研究とも対話を重ねながら、気象災害と飢饉の関連や、災害下に生きた人々の営みを解明する。
ISBN 4-642-04356-4
ISBN13桁 978-4-642-04356-4

目次

序章 近世の凶作・飢饉と地域社会
  一 気候変動と災害史
  二 天明・天保の飢饉と東北地方
  三 凶作廃村の跡
  四 潰れた村と再興
  五 本書の構成と概要
Ⅰ 気候変動・災害と地域社会
第一章 気候変動と凶作・飢饉
  はじめに
  一 損毛高にみる気象災害
  二 損毛(凶作)年と飢饉年
  三 石高・人口・馬数と凶作・飢饉
  おわりに
第二章 天候・作柄と穀物相場
  はじめに
  一 天候と作柄
  二 穀物相場の推移と地域社会の動き
  おわりに
第三章 稲の品種と冷害対応
  はじめに
  一 農書にみる稲の品種選択
  二 晩稲禁止・早稲奨励
  おわりに
第四章 名子制度・刈分小作と凶作・飢饉
  はじめに
  一 小作慣行調査と「特殊小作慣行」
  二 社会経済史研究と名子制度(一九三〇年代~一九七〇年代)
  おわりに
Ⅱ 飢饉と人口・社会変動
第一章 北東北の人口史料にみる天明・天保の飢饉
  はじめに
  一 北東北各藩の人口史料
  二 弘前藩の天明三・四年飢饉とその後
  三 秋田藩の天保四・五年飢饉とその後
  おわりに
第二章 江戸に向かう奥羽飢人
  はじめに
  一 江戸に入り込む飢人
  二 南奥・北関東を通る飢人
  三 江戸から国元へ帰す
  おわりに
第三章 北関東の凶年・飢饉記録が伝える「用心」
  はじめに
  一 天明の飢饉の体験・実情
  二 天保の飢饉の体験・実情
  三 「用心」とは何か
Ⅲ 地域社会の危機と備荒
第一章 仙台藩における備荒貯蓄論の展開
  はじめに
  一 宝暦期
  二 文政期
  三 天保の飢饉以後
  おわりに
第二章 備荒貯蓄と地域社会
  はじめに
  一 西岩井の天保の飢饉
  二 西岩井端郷小猪岡にみる備荒貯蓄の実態
  おわりに
終章 飢饉の記憶と近現代
  一 近世の飢饉と近代の凶作
  二 救荒書から凶作誌へ
  三 戦後の凶作と温暖化の危機