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伊藤 康貴/著 -- 晃洋書房 -- 2022.3 -- 367.68

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県立 B03A 主配架/367.68/イトウ*コ/ 10218119519 一般図書 書架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 「ひきこもり当事者」の社会学
副書名 当事者研究×生きづらさ×当事者活動
著者 伊藤 康貴 /著  
出版者 晃洋書房
出版年 2022.3
ページ数 21,293p
大きさ 21cm
一般件名 ひきこもり
NDC分類(10版) 367.68
内容紹介 当事者としての経験は武器になる-。「ひきこもり」の当事者活動へのフィールドワークを通して「ひきこもり」を社会学的に考えると同時に、かつて「ひきこもり」を経験した著者自身の自己をも探求する試み。
ISBN 4-7710-3618-5
ISBN13桁 978-4-7710-3618-5

目次

序章 「ひきこもり」小史
  1 「ひきこもり」の社会問題化の過程
  2 「ひきこもり」への社会学的研究の流れ
第Ⅰ部 当事者研究としての社会学
第1章 方法としての自分史
  1 本章の課題
  2 <回復>のための自分史
  3 調査・研究としての自分史の位置づけ
  4 当事者学としての自分史
  5 「『ひきこもり』の自分史」の社会学的意義
  6 まとめ
第2章 社会学的な当事者研究へ向けた試論
  1 本章の課題
  2 社会学における当事者の扱われ方
  3 当事者研究・当事者発信の隆盛
  4 当事者による/としての社会学とその問題点
  5 研究における私的側面と公的側面
  6 まとめ
第Ⅱ部 「ひきこもり」の自分史
第3章 私が育った環境・場所・時代
  1 父親の死と「遺言」,私の生まれ育った環境について(1987年~)
  2 小・中学校時代(1991年4月ごろ~1999年秋ごろ)
  3 高校受験(1999年秋ごろ~2000年3月ごろ)
第4章 不登校からひきこもり,そしてその後
  1 中学卒業~高校入学~退学(2000年3月ごろ~2002年3月ごろ)
  2 高校退学後~大検取得(2002年3月ごろ~2003年3月ごろ)
  3 一人暮らし~下宿先(一人暮らし)での「ひきこもり」1年目(2003年3月ごろ~2004年3月ごろ)
  4 一人暮らし~下宿先(一人暮らし)での「ひきこもり」2年目(2004年3月ごろ~2004年11月ごろ)
  5 大阪府立桃谷高校(定時制・多部制単位制)編入学準備(2004年11月ごろ~2004年3月ごろ)
  6 桃谷高校編入学(2005年4月)
  7 3回目の高校生活と大学受験(2005年4月~2006年2月ごろ)
第5章 大学入学後
  1 高校卒業~大阪商業大学総合経営学部入学(2006年2月ごろ~2006年4月末)
  2 祖父の死(2006年4月末~2006年7月)
  3 大商大~関西学院大学社会学部編入学(2006年7月~2008年3月)
  4 関学編入学~卒論(自分史)執筆(2008年3月末~2009年10月ごろ)
  5 自分史を書き終えて
第Ⅲ部 「ひきこもり」の生きづらさはどう理解できるか
第6章 「ひきこもり」当事者の規範的/多元的なアイデンティティ
  1 本章の課題
  2 若者のアイデンティティをめぐる30年
  3 「経済的自立」と「他者との親密なコミュニケーション」という問題枠組み
  4 「ひきこもり」当事者の規範的なアイデンティティをめぐる語り
  5 親からの期待と自分の状況との板挟み
  6 まとめ
第7章 「ひきこもり」と親密な関係
  1 本章の課題
  2 セクシュアリティの語りを下支えする規範
  3 個人を拘束する規範と個人的な経験や欲望が絡み合う「生きづらさの語り」
  4 まとめ
第8章 「ひきこもり当事者」における他者の模倣とモデルの不在
  1 本章の課題
  2 欲望の三角形理論とは何か?
  3 モデル=ライバルとしての親密な関係
  4 「ひきこもり」当事者にとっての他者の欲望を模倣することとその困難
  5 「ひきこもり」の当事者活動と「新しい生き方」の模索
  6 まとめ
第Ⅳ部 「ひきこもり」の当事者活動を考える
第9章 「社会/自己」を志向する「ひきこもり」当事者活動
  1 本章の課題
  2 ノアの活動方針
  3 グローバル・シップスこうべ(ノア)の誕生
  4 自助グループ活動
  5 シンポジウムの開催
  6 ひきこもりに関する情報の提供
  7 ノアの現状と本章のまとめ
第10章 「ひきこもり」の当事者として<支援>するということ
  1 本章の背景
  2 本章における先行研究と本章の課題
  3 「ひきこもり支援」における立場性を問う実践
  4 語りと身体による共同性の模索
  5 まとめ
第11章 社会運動としての「ひきこもり」当事者活動
  1 本章の課題
  2 マイノリティの社会運動としての「ひきこもり当事者活動」
  3 自己変革から制度変革へ
  4 「価値の取り戻し」の実践
  5 まとめと今後の課題