渡辺 浩一/著 -- 吉川弘文館 -- 2022.6 -- 213.61

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県立 B09B 主配架/213.61/ワタナベ*コ/ 10218219648 一般図書 書架 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 近世都市<江戸>の水害
副書名 災害史から環境史へ
著者 渡辺 浩一 /著  
出版者 吉川弘文館
出版年 2022.6
ページ数 5,232p
大きさ 22cm
一般件名 東京都-歴史 , 風水害-歴史 , 水害予防-歴史
NDC分類(9版) 213.61
内容紹介 繰り返される災害に、幕府や都市住民はどのように対応し、災害後にどのような中長期的都市政策を行ったのかを分析。さらに、人為的自然環境としての川と山と都市の相互関係を分析し、都市の水害を水系のなかで捉える。
ISBN 4-642-04349-6
ISBN13桁 978-4-642-04349-6

目次

序章 災害史から
  はじめに
  一 大きな研究動向の一部
  二 先駆的業績
  三 阪神・淡路大震災と歴史研究
  四 東日本大震災以後
  五 課題の提出
  六 本書の構成
  七 江戸の災害史概説
Ⅰ 災害対応
1章 災害対応と文書行政
  はじめに
  一 自然改造と被災状況
  二 情報収集と政権の状態
  三 被災者対応
  おわりに
2章 水害記録と対策マニュアルの形成
  はじめに
  一 江戸の寛保二年大水害と水害記録の成立
  二 両国橋に限定した対策マニュアルの策定
  三 天明六年大水害における先例の利用
  四 総合的水害対処マニュアルの策定
  おわりに
3章 江戸水害における住民の避難行動
  はじめに
  一 優先避難者としての女性と子ども
  二 弘化三年江戸水害の避難者名簿
  三 避難者の分析
  おわりに
Ⅱ 中長期的災害対策
1章 災害復興をめぐる近世都市政策と地域社会
  はじめに
  一 自然現象と災害
  二 被災以前の洲崎
  三 堤防修復願いのゆくえ
  四 クリアランスの実態
  五 明地管理と堤防の修復
  おわりに
2章 江戸の天明期連続複合災害
  はじめに
  一 天明期連続複合災害の概要
  二 幕府の災害対応
  三 寛政改革
  四 民間の社会関係と災害
  おわりに
Ⅲ 人為的自然環境と災害
1章 江戸水害と都市インフラ
  はじめに
  一 寛保二年大水害の教訓
  二 明和八年の三俣中洲造成
  三 天明四・五年における三俣中洲周辺の水路管理
  四 天明六年大水害と撤去計画の頓挫
  五 減災対策としての三俣富永町撤去
  おわりに
2章 水系と災害
  はじめに
  一 江戸を防衛する堤防
  二 神田・玉川上水と水害
  おわりに
終章 <連関>の環境史へ
  一 本書の成果
  二 災害も含めた<連関>の環境史研究へ