吉田 千亜/著 -- 岩波書店 -- 2024.2 -- 369.36

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県立 C07B 主配架/080/イワナミ*ジ/(981) 10217352093 一般図書 貸出中 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 原発事故、ひとりひとりの記憶
副書名 3.11から今に続くこと
叢書名 岩波ジュニア新書
著者 吉田 千亜 /著  
出版者 岩波書店
出版年 2024.2
ページ数 10,226p
大きさ 18cm
一般件名 福島第一原子力発電所事故(2011)
NDC分類(9版) 369.36
内容紹介 彼らの声が映し出すものとは何か。3・11以来、福島と東京を往復し、人々の声に耳を傾け、寄り添ってきた著者が、今に続く日々を生きる18人の道のりを、時代や社会のありようと共に伝える。
ISBN 4-00-500981-7
ISBN13桁 978-4-00-500981-7

目次

はじめに
1章 原発から3kmの双葉町で-「もう帰れないな」と思った
  二〇一一年三月一一日/浪江町大堀地区・木場さん/町ごと避難になった双葉町/原発、爆発…/人が溢れていた避難所/「この先は行けません!」/スクリーニング検査/双葉町→二本松市→川俣町→さいたま市/長引く避難生活/「もう帰れないな」と思った
2章 原発から60kmの郡山市で-母子避難を経て
  「家族」と原発事故/郡山市の岩田さん/追い詰められていた母親たち/「いつ郡山に帰れるだろう」/放射線量を計測する/母子避難のリスク/シングルマザーとして働く
3章 原発から40kmの相馬市で-避難をせず、裁判を闘う
  相馬市の中島さん/原発事故の賠償/裁判が始まる/避けられた事故/「国の責任を認めない」/「同じことが繰り返されてしまう」
4章 避難指示が出なかった地域で-地元を測り続ける
  孤独な母親たち/「お宅の放射線量を測定します」/安心できる居場所づくり/まだ、終わっていない…/郡山市の根本さん/使えなくなった薪/まずは疑ってみる
5章 原発から20km圏内で-原発のすぐ近くで活動を続けた人たち
  双葉郡、木村さん。職業、消防士/津波、到達/駆けつけられなかった緊援隊/避難指示、出る/放射能汚染は、広く、まだらに、そして局所的に/分散避難、そして原発構内へ/最悪のシナリオ/選択できない立場/家の解体/不安を抱え続ける
6章 あの原発事故は防げたかもしれなかった
  一〇〇〇年に一度の地震/たくさんの犠牲で成り立っている/刑事告訴に踏み切る
7章 原発事故と子どもたち
  天国に行きたい/次世代に伝えるラジオ/風化/「それに触れない」という空気/私たちはずっと居た
8章 甲状腺がんに罹患した子どもたち-「誰にも言えずに」「当事者の声を聞いて」
  地震のあとの荒天/異変/「誰にも言えなかった」/甲状腺がん/「知ってほしい」という思い
9章 区域外避難者たちの苦難-住宅供与の打ち切り
  住宅支援の打ち切り/長期的な住宅供与の要望/避難の協同センター/誰の目線に立つか
10章 原発事故の被害の枠組みを広げる
  避難の権利/私が見えていますか?/見捨てられた存在/甲状腺検査/どうしたら子どもを守れるか/「心のケア」の必要性/過酷な避難生活
主要参考文献
おわりに