特別展「棟方志功と青森の文人たち」
令和7年7月19日(土曜日)から令和7年10月19日(日曜日)
時間
9時00分から17時00分
会場
青森県近代文学館 企画展示室
入館無料
休館日
7月24日(木)、8月28日(木)、9月10日(水)、9月25日(木)
概要
近代は文芸と美術の境界が明確ではなく、作家が絵を描いたり、画家が文章を書いたりすることはそれほど珍しくありませんでした。
青森市出身の板画家・棟方志功は画家を志して美術の分野で活躍した人物ですが、若い頃から文学が好きで、自身も文章をよく著し、随筆集も複数冊刊行しています。また、「僕は絵描きよりも、文学者の方に友達が多いですよ。」と述べているように、多くの文学者と交友関係があり、戦前戦後を通じて膨大な数の本の装幀を手掛けただけでなく、文学作品がテーマやモチーフとなった作品も数多く生み出しています。
この展示では、棟方志功没後50年の節目にあたり、棟方志功と青森の文人(文芸や美術など、広く芸術として捉えることのできる分野に堪能な人物)たちとの交流に由来する資料を多数展示し、青森の文人たちの眼に映った棟方志功の姿と、棟方志功の眼に映った青森の文人たちの姿を浮き彫りにしていきます。
第一章 画家への道
長島小学校、青森の町、合浦公園、仲間たち、上京・帝展入選、
版画の道へ、最初の装幀本「星座圖」
第二章 志功と文学
福士幸次郎、雑誌「兒童文学」、宮澤賢治、佐藤一英、今官一
第三章 志功と文人たち
竹内俊吉、淡谷悠蔵、横山武夫、鳴海完造、秋田雨雀、鳴海要吉、
今純三、山口繁太郎、津川武一、葛西善蔵、太宰治、関野凖一郎、
北畠八穂、菊岡久利、村次郎、船水清、丹羽洋岳、和田山蘭、
伴史郎、長部日出雄、中村海六郎、高木恭造、蔦谷龍岬、野沢如洋、
八甲田・酸ヶ湯、浅虫、蘭繁之、青森の版画家たち、盛秀太郎、
青森の民芸仲間、谷崎潤一郎、三内霊園、棟方志功記念館
関連イベント
石井頼子氏講演会「言霊の人 棟方志功 ~文学者たちとの交流~」
令和7年7月21日(月曜日・祝日)14:00~15:30
棟方志功研究家・石井頼子氏(棟方志功令孫)に、棟方志功と文学の関わりについて紹介していただきます。
場所:青森県立図書館4階 集会室
参加無料・予約不要
※当日は直接会場へお越しください。
特別展「棟方志功と青森の文人たち」図録
『特別展 棟方志功と青森の文人たち』(価格2,000円)
目次
P1~17 第一章 画家への道
P18~26 第二章 志功と文学
P27~86 第三章 志功と文人たち
P88~92 装幀本
P93~95 棟方志功 略年譜
P96 主な出品資料
P97~100 資料画像
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