関東大震災と葛西善蔵

チラシ表面の画像

概要

大正文壇において「芸術の苦行者」として注目された葛西善蔵(1887年から1928年、弘前出身)は、大正12(1923)年の夏、ドイツ遊学を考えていました。しかし、同年9月1日の関東大震災により、居住していた鎌倉・建長寺内の宝珠院は倒壊。洋行は夢に終り本郷区の下宿・西城館に移りましたが、翌年には「椎の若葉」や「湖畔手記」など珠玉の名作を生み出しました。葛西善蔵の作品の中から、関東大震災の影響が窺えるものをパネルで御紹介しました。

紹介作品

  • 「一種の寂寞とした感じ」
  • 「迷信」
  • 「蠢く者」
  • 「落葉のやうに」
  • 「酔狸州七席七題」
  • 「椎の若葉」
  • 「湖畔手記」
  • 「われと遊ぶ子」
  • 「酔狂者の独白」