震災と秋田雨雀 ー『骸骨の舞跳』ー

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概要

青森県黒石町(現黒石市)に生まれ、戯曲、小説、児童文学、評論など多彩な分野で活躍した秋田雨雀。1923(大正12)年、未曽有の被害をもたらした関東大震災を受けて詩「死の都」を発表。さらに翌年には戯曲「骸骨の舞跳」を発表(「演劇新潮」4月号)して、震災のパニックの中で顕在化した、日本が抱える負の側面に鋭く切り込んでいった。本展では、「日本社会に於ける一つの良心的存在として生きて行きたい」と願った秋田雨雀の震災前後の活動を紹介。

展示資料

  • 『震災詩集 災禍の上に』 大正12年11月20日 新潮社刊(秋田雨雀「死の都」所収)
  • 『骸骨の舞跳』 大正14年2月16日 叢文閣刊
  • 『雨雀自伝』 昭和28年9月1日 新評論社刊
  • 『秋田雨雀日記 第1巻』 昭和40年3月30日 未来社刊
  • 短冊「自然人をころし人人をころすぬばたまのこの短夜の夢さむる日よ 雨雀」