1 特別展「詩人福士幸次郎生誕110年特別展」
平成11年10月1日(金曜日)から11月7日(日曜日)
時間
9時から18時
休館
月曜日と第4木曜日、11月3日(水曜日)
会場
青森県近代文学館企画展示室
入場無料
福士幸次郎は、明治22年弘前市に生まれました。大正3年に詩集『太陽の子』を刊行して口語自由詩を開拓、多くの評論を発表し中央詩壇で活躍します。大正12年の関東大震災を機に帰郷し地方主義運動を展開、高木恭造・一戸謙三・今官一ら若き文人に多大な影響を与えます。その後、韻律学の研究に打ち込み「日本音数律論」(昭和5年)を発表、さらに古代文化の研究に情熱を傾けて僻遠の山野を踏査し『原日本考』(昭和17年)に成果をまとめます。昭和21年、人間味豊かな数々のエピソードを残して56年の生涯を閉じ、後に郷里弘前に「胸にひそむ火の叫びを雪降らさう」の詩碑が建立されました。生誕110年という節目の年にあたり本展を開催、福士幸次郎の生涯と業績を展観しその魅力に迫ります。
2 郷土の詩人福士幸次郎の火の叫びを謳い雪を降らせて語る会
平成11年10月15日(金曜日)18時30分から20時30分
会場:青森県総合社会教育センター
福士幸次郎を語る
井村弘子(幸次郎長女)
泉谷明(詩人)
朗読
鈴木健二(青森県近代文学館館長)
詩
甲田衿(詩人)
船越素子(詩人)
泉谷明(詩人)
演奏「北秋」
マンドリンオーケストラ「ピッコーラ・マンドリーニ」
3 特別展「詩人福士幸次郎生誕110年特別展」図録
『詩人福士幸次郎生誕110年特別展―』(価格800円)
目次
開催にあたって
02 断定しては崩れ落ち・・・泉谷明
06 『太陽の子』『展望』―福士幸次郎の詩的世界・・・佐藤伸宏
07 福士幸次郎の評論・・・伊藤剛
08 民俗の詩学に向けて―地方主義・日本音数律論・原日本考―・・・坂口昌明
09-23 福士幸次郎生涯・・・清藤碌郎
10 生い立ちから詩人へ
12 詩壇進出とその活躍(一)
14 詩壇進出とその活躍(二)
16 地方主義運動の展開(一)
18 地方主義運動の展開(二)
20 韻律学と古代研究
22 晩年と死
24 父のこと・・・井村弘子
25 資料紹介
29 福士幸次郎年譜
32 主な出品物
出品・協力者

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