1 特別展「今官一展」
平成15年7月25日(金曜日)から9月7日(日曜日)
時間
9時から18時
休館
月曜日(ただし8月4日(月曜日)は開館)と8月28日(木曜日)
会場
青森県近代文学館企画展示室
入場無料
今 官一の没後20年目という節目の年を迎えたことから、知的で詩情あふれるその文学の魅力に迫るものである。 明治42年、弘前市に生まれた官一は早い時期から文学を志した。東奥義塾に入学し、福士幸次郎と出会い文学に開眼することになる。太宰治と同人雑誌「青い花」を創刊するなど、その文学活動を活発化していく。
昭和31年、『壁の花』で第35回直木賞を受賞。「不当に扱われるものごとの評価を正当化するためだけに小説を書く」という信念を持つ誠実な正義感の強い人でもある。それゆえ、その作風は知的な表現に詩情があふれ、はるかな海や辺境へのロマンを感じさせてくれる。
本展は、その作風に触れながら、今 官一の人と文学の魅力に迫るものである。
2 特別展「今官一展」文学フォーラム
平成15年8月16日(土曜日)14時から16時30分
会場:弘前文化センター
基調講演 「今 官一を語る」
今 公恵氏(今 官一夫人)
ビデオ上映 「今 官一の文学について」
シンポジウム 「今 官一の人と文学について」
工藤英寿(青森県近代文学館評議員)
今 公恵(今 官一夫人)
千葉寿夫(弘前ペンクラブ顧問)
葛西美枝子(詩人・弘前ペンクラブ理事)
3 特別展「今官一展」文学講座
文学講座
平成15年8月3日(日曜日)10時30分から14時30分
会場:青森県総合社会教育センター
今 官一を語る
工藤英寿(青森県近代文学館評議員)
帰郷のころを中心として
千葉 寿夫(弘前ペンクラブ顧問)
文学講座
平成15年9月7日(日曜日)10時30分から14時30分
会場:青森県総合社会教育センター
今 官一文学の魅力について
安田 保民(七戸町文化財審議委員)
幻花忌と展示を中心として
山田 尚(詩人・前弘前市立郷土文学館専門員)
4 特別展「今官一展」図録
『今官一展』(価格1,000円)目次
開催にあたって
1 なぜならば、私は詩人であるから― ・・・今 公恵
2 資料紹介
9 今官一の生涯 ・・・工藤 英寿
14 恩人・友人を語る
14 人生の師 福士幸次郎―福士幸次郎と今官一―・・・川崎むつを
15 文学の師 横光利一―「キツトDanceヲ覚エマス」・・・米田省三
16 文学の友 太宰治―「魚服記」と太宰治 ・・・山田 尚
17 今官一の代表作 ・・・舘田 勝弘
21 今官一の思い出
21 今官一先生との三年間 ・・・小野 淳信
22 今さんの第一母国語 ・・・千葉 寿夫
23 詩誌「波」と共に ・・・葛西美枝子
24 今官一のゆかりの地
26 今官一略年譜
28 主な出品資料
28 出品・協力者

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(2)FAX:017-739-8353
(3)Eメール:bgk@plib.pref.aomori.lg.jp
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