平成17年度収蔵資料展「三ツ谷平治・新収蔵資料展」

企画展(収蔵資料展)

1 収蔵資料展「三ツ谷平治・新収蔵資料展」

平成18年1月20日(金曜日)から 3月26日(日曜日)
時間:9時から17時
休館:1月26日(木曜日)、2月23日(木曜日)、3月23日(木曜日)
会場:青森県近代文学館企画展示室
入場無料

三ツ谷平治(1917年から2001年)は、大正6年青森県鰺ヶ沢町に生まれました。昭和8年、16歳で短歌雑誌「和船」に秀作を発表して注目され、第二次世界大戦中に中国に渡り八木沼丈夫に師事、「満州短歌」「短歌中原」に参加し頭角をあらわします。戦後の21年に鰺ヶ沢の「和船」を復刊し、25年には青森で「青森アララギ」に参加。青森県歌人懇話会の基礎をつくり本県歌壇の発展に尽力しました。34年には「潮汐」同人となり鹿児島寿蔵に師事、寿蔵亡きあとは「求青」「群緑」の重鎮としての責務を果たしました。歌集に『鵲抄』『雪どけの街』『岬に立ちて』『北京の壺』『声嗄れて』『標泛ありて』『昭和残照』があります。
本展は、三ツ谷平治の遺族・友人から寄贈された資料の中から、画帖「三ツ谷平治 龍飛詠抄」、歌集『北京の壺』・『昭和残照』原稿、色紙・短冊、作歌控えなどの直筆資料をはじめ、輝く抒情の底流に深い青春の傷跡を秘めた三ツ谷平治の短歌の魅力を伝える貴重な資料を公開します。

ポスター