平成21年度企画展「今官一生誕100年展」

企画展(収蔵資料展)

1 企画展「今官一生誕100年展」

平成21年4月25日(土曜日)から6月7日(日曜日)
時間:9時から17時
休館:5月25日(月曜日)から5月28日(木曜日)
会場:青森県近代文学館企画展示室
入場無料

今官一は、1909(明治42)年、弘前市に生まれました。東奥義塾在学中に詩人福士幸次郎と出会って文学に開眼し、上京して横光利一に師事。第一作品集『海鴎の章』、自らの戦争体験から生まれた『幻花行』、滅びゆくアイヌ民族を描いた一大叙事詩というべき『巨いなる樹々の落葉』などを発表、その知的で詩情あふれる作風は高い評価を得ました。1956(昭和31)年、短篇集『壁の花』によって第35回直木賞を受賞します。
本展では、今官一の生誕100年という大きな節目の年にあたり、文学館所蔵の原稿・自筆資料・遺品等を中心に展示し、作品の魅力に改めて迫るとともに、構想メモ・執筆資料の展示を通して、今官一の緻密で誠実な創作の過程をします。また、口述筆記による最後の著書『想い出す人々』で語られた、福士幸次郎、横光利一、太宰治ら、作家との交流にも光を当てます。

ポスター

2 企画展「今官一生誕100年展」日曜講座

日時:平成21年5月17日(日曜日) 14時から15時
会場:青森県立図書館4階研修室
講師:佐々木朋子(青森県近代文学館主幹)