平成21年度企画展「生誕100年菊岡久利の世界」

企画展(収蔵資料展)

1 企画展「生誕100年菊岡久利の世界」

平成21年10月10日(土曜日)から11月23日(月曜日)※
時間:9時から17時
休館:10月22日(木曜日)
会場:青森県近代文学館企画展示室
※ 企画展「鳴海要吉没後50年」と同時開催
入場無料

1909年弘前市和徳町に生まれた菊岡久利は、今年生誕100年を迎えました。
早熟な少年時代は、詩作とアナキズム運動に没頭しましたが、文学の師、横光利一との出会いを契機に菊岡久利は小説家を志します。横光に「菊岡久利」という名前を与えられ、昭和11年、処女詩集『貧時交』を上梓しました。その後、戯曲、小説と文学活動の範囲を広めていきます。
戦後はラジオ東京に依拠し、放送脚本や自作詩の朗読など、マスメディアと関係する一方で、個人的な雑誌をさまざま発行して、言論の場を確保します。
また後年、墨画を自己表現の手段とし個展を開催したり、棟方志功と二人展を行ったり、墨の会を結成して、グループ展を開催しました。
本展は、このように幅広い活動を展開した菊岡久利の世界をつぶさに紹介することを目的に開催するものです。

ポスター

2 企画展「生誕100年菊岡久利の世界」文学講座

「鎌倉・銀座 気儘な日々」

日時:平成21年10月10日(土曜日) 11時から12時
会場:青森県立図書館4階研修室
講師:髙木ノンコ(菊岡久利長女)

「菊岡久利の世界」

日時:平成21年11月15日(日曜日) 14時から15時
会場:青森県立図書館4階研修室
講師:黒岩恭介(青森県近代文学館館長)