平成22年度企画展「竹内俊吉生誕110年展」

企画展(収蔵資料展)

1 企画展「竹内俊吉生誕110年展」

平成22年10月9日(土曜日)から11月21日(日曜日)
時間:9時から17時
休館:10月28日(木曜日)
会場:青森県近代文学館企画展示室
入場無料

竹内俊吉は1900(明治33)年、西津軽郡出精村(現つがる市)に生まれました。向陽尋常高等小学校高等科を卒業後、上京と帰郷を繰り返しますが、同じ頃「文章倶楽部」等の文芸誌に短歌や俳句の投稿を行っています。1919(大正8)年には、五所川原で開かれた県短歌大会に出席し、名だたる歌人を抑えて天位を獲得しました。

1925(大正14)年の夏、東奥日報社に入社。この時期、雑誌「黎明」に小説を発表しています。1929(昭和4)年から日曜特集版として新設された「サンデー東奥」の編集に従事。同年冬には県内の文人・結社に呼びかけ総合文芸誌「座標」の創刊を実現する等、本県の文化運動の牽引者として活躍しました。「東奥日報」紙上で、連載小説「海峡」を発表したのは1932(昭和7)年のことです。

県議会議員、衆議院議員等を経て1963(昭和38)年から4期16年にわたり青森県知事を務め、県政の発展に尽力する一方、公務の合間には書画を嗜み、俳誌「春燈」への投句を継続する等、文化に親しむ姿勢を崩すことはありませんでした。

本展は、竹内俊吉の生誕110年という節目の年にあたり、その生涯と文学活動の業績を振り返るものです。

ポスター

2 企画展「竹内俊吉生誕110年展」日曜講座

「文人・竹内俊吉」

日時:平成22年11月7日(日曜日) 14時から15時
会場:青森県立図書館4階研修室
講師:竹浪直人(青森県近代文学館主事)