平成22年度新収蔵資料展「蘭繁之の世界」

企画展(収蔵資料展)

1 新収蔵資料展「蘭繁之の世界」

平成23年1月15日(土曜日)から3月13日(日曜日)
時間:9時から17時
休館:1月27日(木曜日)、2月24日(木曜日)
会場:青森県近代文学館企画展示室
入場無料

蘭繁之は、1920(大正9)年、弘前市和徳町に生まれました。弘前文学会に所属し、「火山脈」「弘前文学」を中心に詩・俳句などを発表する一方で、昭和40年に「緑の笛豆本の会」を創設・主宰し、手作りによる豆本や限定特装本の制作を手がけました。
その代表的な仕事である「緑の笛豆本」は、39年間にわたり第423集まで刊行が続けられ、文学を中心に多彩なテーマ・著者を揃えた魅力的なシリーズとなって、全国的にその名を知られました。同時に版画家、装丁家として多くの特装本の制作を手がけ、本県の芸術文化に貢献しました。平成12年には青森県芸術文化振興功労章を受賞しています。
本展では、今回新たに寄贈された蘭繁之の作品および蔵書を中心に、従来の所蔵資料も織り交ぜながら、蘭が生涯にわたって情熱を傾けた豆本・特装本の世界を紹介します。

ポスター

2 新収蔵資料展「蘭繁之の世界」日曜講座

日時:平成23年2月6日(日曜日) 14時から16時
会場:青森県立図書館4階研修室

「蘭繁之作品の魅力」
講師:佐々木朋子(青森県近代文学館)
「製本への誘(いざな)い」
講師:棟方維大(青森県立図書館)