平成23年度特別展「大塚甲山没後100年展」

特別展

1 特別展「大塚甲山没後100年展」

平成23年7月16日(土曜日)から9月11日(土曜日)

時間

9時から18時(7月16日は10時オープン)

休館

7月28日(木曜日)・8月25日(木曜日)

会場

青森県近代文学館企画展示室

入場無料

  

1880(明治13)年、上北郡上野村(現東北町)に生まれた大塚甲山は、1911(明治44)年31歳で夭折するまでに、詩約1,000編と俳句約10,000句、短歌2,400余首を残しています。

甲山は、俳句においては、21歳で『俳句選 第一編』の選句を任されるなど明治30年代に群を抜く活躍をし、詩においては、1904(明治37)年、日露戦争を背景とする反戦詩「今はの写しゑ」などを発表。以後、1年半の間に145編の詩が「新小説」に掲載され、1907(明治40)年には短歌「燃ゆる火の胸の琴」250首を発表するなど多彩な活躍をしています。しかし、その作品は坪内逍遙や森鷗外からも認められながら、郷土の研究家たちの手によって甦るまで長く埋もれていました。

本展は没後100年という節目の年にあたって、本県近代文学の夜明けを駆け抜けた大塚甲山の生涯とその業績に光をあてるものです。

大塚甲山没後100年展フライヤー表面の画像

2 特別展「大塚甲山没後100年展」記念講演・文学講座

講演と朗読の会-よみがえる詩人甲山の響き-

平成23年7月24日(日曜日)13時30分から16時

会場:青森県総合社会教育センター大研修室

詩人大塚甲山の生涯を語る

きしだみつお(劇作家・元大塚甲山遺稿集編纂委員長)

甲山の心根をうたう

大竹辰也((株)セミナー青森主任講師・アナウンス事務所大竹主催)

文学講座1

平成23年8月21日(日曜日)13時15分から16時

会場:青森県立図書館集会室

自負と鬱悶のはざまに―大塚甲山の短歌―

福井緑(歌人・「真朱」主宰)

甲山詩雑談

今谷弘(弘前東高等学校講師)

文学講座2

平成23年8月28日(日曜日)13時15分から16時

会場:青森県立図書館集会室

大塚甲山の俳句

米田省三(日本近代文学会会員)

いま、大塚甲山が面白い

安田保民(作家)

3 特別展「大塚甲山没後100年展」日曜講座

日曜講座

平成23年9月4日(日曜日)13時30分から14時30分

会場:青森県立図書館研修室

大塚甲山の紀行文と旅

飛内文代(当館室長)

4 特別展「大塚甲山没後100年展」図録

『大塚甲山没後100年展』(価格700円)

目次

開催にあたって

01 作品・資料紹介

05 大塚甲山への新たなアプローチ ―没後100年を機に ・・・きしだみつお

06 大塚甲山伝 ・・・垣内昭一郎

14 甲山の残したもの

14 大塚甲山の詩 ・・・今谷弘

16 大塚甲山、俳句の出発 ・・・米田省三

17 自負と鬱悶のはざまに ―大塚甲山の短歌―・・・福井緑

18 大塚甲山略年表

20 甲山をめぐる人々

20 坪内逍遙・後藤宙外・森鴎外

21 甲山から要吉への手紙

22 郷土の文人たち

24 甲山の再生

24 よみがえった大塚甲山 ・・・安田保民

25 大塚甲山遺稿集の刊行 ・・・垣内昭一郎

26 研究者の軌跡

27 出品資料一覧

出品・協力者

大塚甲山没後100年展フライヤー表面の画像

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