平成24年度企画展「斗南藩と文学」

企画展(収蔵資料展)

1 企画展「斗南藩と文学」

平成24年4月28日(土曜日)から6月10日(日曜日)
時間:9時から17時
休館:5月21日(月曜日)から24日(木曜日)
会場:青森県近代文学館企画展示室
入場無料

斗南藩は1869(明治2)年から翌々年にかけて、七戸藩領を挟む形で、現在の青森県の下北地方と三戸郡一帯を治めた、旧会津藩士の運営による藩です。戊辰戦争で敗れた会津の人々が、藩主松平家の再興を期し、北に新天地を求めて誕生しました。

権大参事の山川浩は和歌、少参事の廣澤安任は漢詩を得意とするなど、藩士には文に秀でた人が少なくありませんでした。米国留学を経て政治小説『佳人之奇遇』を著し、明治の青年たちを魅了した柴四朗(筆名は東海散士)もその一人です。
会津人初の陸軍大将として知られる柴五郎は、若き日を振り返り『ある明治人の記録』を後世に残しましたが、斗南藩が遭遇した苦難は今日なお多くの文学者によって作品に描かれ続けています。

本展は、斗南藩の人々が残した文化遺産及び斗南藩を題材とした書物について概観し、斗南藩と文学との関わりに光を当てるものです。

ポスター

2 企画展「斗南藩と文学」日曜講座

「文学作品に見る斗南藩」

日時:平成24年5月13日(日曜日) 14時から15時
会場:青森県立図書館4階研修室
講師:竹浪直人(青森県近代文学館主事)

「もう一人の志士」

日時:平成24年5月20日(日曜日) 14時から15時30分
会場:青森県立図書館4階集会室
講師:佐々木高雄(npo法人アートコアあおもり理事長)