平成26年度特別展「三浦哲郎」

特別展

1 特別展「三浦哲郎」

平成26年7月12日(土曜日)から平成26年9月7日(日曜日)

時間

9時から18時(7月12日は10時オープン)

休館

7月24日(木曜日)、8月28日(木曜日)

会場

青森県近代文学館企画展示室

入場無料

  

三浦哲郎(1931年から2010年)は、八戸市に生まれ、1961(昭和36)年小説「忍ぶ川」で芥川賞を受賞しました。 以後、「拳銃と十五の短篇」で野間文芸賞、「少年讃歌」で日本文学大賞、「白夜を旅する人々」で大佛次郎賞、 「じねんじょ」と「みのむし」で川端康成賞、「みちづれ」で伊藤整文学賞を受賞するなど数々の文学賞に輝いています。 与えられた運命を受け入れて、さらに強く生きようとする意志を描き続け、今も多くの読者を得ている三浦哲郎の生涯と 文学活動を紹介します。

見どころ

三浦哲郎書斎復元

数々の名作が生まれた現場を、遺品によって再現。

習作時代の三浦哲郎

早稲田大学時代の同人誌「非情」の仲間や、友人による貴重な証言から、習作時代の三浦の姿を浮かび上がらせる。

「忍ぶ川」の時代

失意の都落ちの後、再起をかけた「忍ぶ川」で芥川賞を受賞するまでを、時代背景とともに紹介。

三浦哲郎の中間小説

これまであまり触れられてこなかった三浦哲郎の中間小説について、気鋭の研究者が解説。

受賞の足跡

芥川賞をはじめ、数々の文学賞に輝いた三浦哲郎。御遺族からお借りした受賞記念品とともにその作品をふりかえる。

三浦哲郎とふるさと

作品に登場する地を紹介するとともに、こよなく愛したふるさと八戸に残した足跡をたどる。

三浦哲郎フライヤー表面の画像

2 特別展「三浦哲郎」文学講座

文学講座1

平成26年7月27日(日曜日)13時から16時

会場:青森県総合社会教育センター大研修室

私小説の新しさ―三浦哲郎の文学

富岡幸一郎(鎌倉文学館館長)

朗読で味わう三浦文学(「忍ぶ川」ほか)

鳴海征子(元青森放送アナウンサー)

文学講座2

平成26年8月17日(日曜日)13時15分から16時

会場:青森県総合社会教育センター大研修室

短篇小説 三浦文学の魅力

森林 康(三浦哲郎文学顕彰協議会副会長、元八戸市教育委員会教育長)

文学ビデオ『「忍ぶ川」の舞台をたずねて』 撮影同行秘話

米田省三(十和田市教育委員会教育長、元青森県近代文学館室長)

櫛引洋一(青森県立板柳高等学校校長、元青森県近代文学館室長)

サトウユウジ(写真家)

青森の文学者たちの戦前・戦中フライヤーの裏面の画像

3 特別展「三浦哲郎」日曜講座

日曜講座

平成26年8月31日(日曜日)14時から15時

会場:青森県立図書館研修室

青森県近代文学館と三浦哲郎

伊藤文一(当館総括主幹)

4 特別展「三浦哲郎」図録

『三浦哲郎』(価格700円)

目次

開催にあたって

01 生きる道を求めて ・・・工藤英壽

03 「非情」―習作時代の三浦哲郎 ・・・竹岡準之助

04 小沼丹との出会い ・・・西谷ともえ

05 太宰治から井伏鱒二へ ・・・西谷ともえ

07 芥川賞受賞・三浦文学の開花 ・・・工藤英壽

10 「忍ぶ川」とその時代 ・・・飯田高誉

13 三浦文学の豊饒 ・・・工藤英壽

14 三浦文学と「中間小説」 ・・・小嶋洋輔

15 三浦文学の結晶 ・・・工藤英壽

16 青森、私小説の原郷 ・・・富岡幸一郎

18 三浦哲郎作品の魅力 ・・・近藤洋子

20 三浦哲郎とふるさと

21 一尾の鮎を求めて ・・・工藤英壽

22 老いを見つめる三浦哲郎の眼 ・・・伊藤文一

25 暁の鐘 ・・・飛内文代

26 母、そして姉きみ子 ・・・米田省三

28 年譜(福村忠夫 平成12年の「三浦哲郎芥川賞受賞40年」掲載以降)

三浦哲郎フライヤー表面の画像

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(2)FAX:017-739-8353

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