併設の青森県郷土博物館が開館

1928年~1945年

皇紀2600年記念事業の一環として、青森県立図書館に青森県郷土博物館が併設された。

開館と同時に、日露戦争・満州事変の資料や戦没兵士の遺品等を展示する「青森県忠誠資料展覧会」、翌2日には戦没兵士の慰霊祭と「戦没将兵感謝の夕」を開催。

その後、「先づ産業方面にては県産穀物の一部及海産品其他林檎加工品、藁工品、水産加工品等を取揃へ、それに金属併に織物等の工業品、漆器、陶器、あけび蔓細工等の美術的工芸品等を配して一室に陳列し、考古品には県内各地より発掘せられたる石器、土器の代表的資料の出品を得て之に本館所蔵のものを配して一室とし、忠誠資料には日露戦争当時不期生還を誓へる玉松台資料、南部忠誠資料等其他を整備することを得て(中略)愈々常設一般開館を開始した」(「郷土博物館記事」『青森県文化』1941年7月 3巻7号)。