移動図書館かもめ号更新(二代目)

1953年~1964年

移動図書館かもめ号(二代目)

画像: 巡回先で図書の貸出を行う移動図書館かもめ号(二代目)。

「配本所ならびにブックステーションの設置にともなって,県内あまねくブックモビールを走らす必要度が著しく減少してきたことは自明の理である。しかし,配本所やブックステーションを設置できないでいる市町村も,県内にはまだまだ多い。そのような市町村に対してのサービスは,従来どおり継続して行わなければならないしまた読書普及のための新らしい地域に対する促進のためにも,ブックモビールは,今後とも大いに活動しなければならないと思う。とりわけ,辺地に対する図書サービスは,配本所の設置されている市町村にあってさえも,ブックモビールによる巡回貸出しの要望があり,県立図書館としてもその要望にこたえ得るよう努力している」(「館外奉仕活動」『三潮』1965年1月号)

この時期の館外奉仕活動の利用者数は、移動図書館(ブックモビール)が1963(昭和38)年度 67,864人、1964(昭和39)年度 9,976人、1965(昭和40)年度 3,125人と減少する一方、配本所・ブックステーション等が1963(昭和38)年度 47,580人、1964(昭和39)年度 120,712人、1965(昭和40)年度 299,613人と激増しており、合計すると3年間で約3倍に増加している。