1965年~1993年
画像: 青森県立図書館一般室。1984(昭和59)年3月。
利用者からの要望に応え、青森県立図書館は16年ぶりに日曜開館を再開。開館するのは毎月第一、第三、第五日曜日の10:00~16:00で、代わりの休館日は特に設けないこととした。
当時、日曜開館を実施していたのは、東北の都道府県立図書館の中では岩手県と秋田県のみ。
元々は青森県立図書館でも日曜開館を行っていたが、高度成長期のレジャーブームを反映してか、一週間のうち日曜日の利用が最も少ない状態が続いたため、1964(昭和39)年からは日曜日を休館としていた。
日曜開館初日には大勢の利用者が訪れたものの、席を借りて試験勉強を行う中高生がその大半を占めたことから、
「座席が高校生たちに占領されてしまい、座れずに帰った一般の人もいます。私語も多いし、これでは日曜開館の趣旨に反するのではないですか」(「日曜は図書館で」『毎日新聞青森版』1980年12月1日)
との苦情も寄せられた。