弘前市生まれの作家・長部日出雄は、週刊誌記者、ルポライター、映画評論家等を経て作家活動に入り、昭和48年第1創作集所収の「津軽世去れ節」「津軽じょんから節」で第69回直木賞を受賞、昭和54年、『鬼が来た 棟方志功伝』で第30回芸術選奨文部大臣賞を受賞、昭和62年、『見知らぬ戦場』で第6回新田次郎文学賞を受賞しました。平成元年には、自身の原作・脚本・監督による映画「夢の祭り」でモントリオール国際映画祭に参加、その後も歴史、社会、宗教、哲学、思想、芸術、映画等、広範なジャンルにわたって小説、評伝、エッセイ等、数多くの作品を手がけました。 平成30年10月18日に急逝した長部日出雄に対する心からの追悼の意を込め、その業績を振り返るとともに、長部がライフワークに托した現代へのメッセージを御紹介しました。
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